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はがき伝道 2024年7月18日
はがき伝道 432号 桃李自成渓
はがき伝道 令和6年6月432号 真福寺
桃李自成渓
由来は「桃李不言 下自成蹊」
「とおりものいわざれども したおのずからけいをなす」
である。
桃や李(すもも)の花が、人里離れた山奥の
渓流沿いや崖の上にたまたま根付き咲いている風情を思って頂きたい。
長い年月を経て一本の桃李が育ち、
大きくなりしっかりした幹を持ち
根も張って枝を張り
春風に誘われて花が咲く頃、
たまたま旅人が通りかかり
桃李の花を愛でる。
それが毎年の季節になると
次第に現物人が増えていく風景となるのです。
花は一言も語らなくとも
人が集まってくるのです
そこに計らいはありません。
花は唯々一生懸命咲ききるだけなのです。
私達も自己を磨き、
一つの事を一筋に
生きていることで、
何も言わずとも
大きな人生の道が
自ずとできてゆくのではないでしょうか!
二宮尊徳翁は
「声もなく 香もなく 常に大地は
書かざる経を繰り返しつつ」
と「不文の経」を語っています。
生かされている今を大事に、
感謝の心をもっていきたいものです。
二度とない自分の人生を大事に生きて行きましょう。
「花も美しい
月も美しい
それに気づく心も美しい」
円覚寺管長足立大進
『美しいこと』に気づく心を磨きましょう。
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