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はがき伝道 2019年10月21日
はがき伝道 373号 忘れるなよ!
はがき伝道 令和元年11月 373号 真福寺
「忘れるなよ!」
過去の御先祖様の思いを忘れさせない。
感謝の心、報恩謝徳の心を思い起こし、
忘れさせないシステムが寺院である。
各家々においても御先祖様は各時代を
一生懸命生きて、現在の我々に
生命を伝承してくれいます。
その生命の恩人である御先祖様は
「先人の苦労を忘れるなよ!」
「御先祖様ありがとうの心を忘れるなよ!」
と言っていると思います。
感謝の心を顕彰する作法が宗教儀式です。
その宗教儀式を伝承し、
過去から現在、現在から未来に向けて、
継承する場所が寺院です。
今、1400年前、日本国民の精神、
神儒仏の柱を建てられた聖徳太子様を
忘れさせようとする日本国民が現れている。
それは戦後歴史教育を論ずる学者が提唱したことで、
歴史教科書から聖徳太子が消えてしまったことに表れている。
過去の各時代を生きた先人の徳を消滅させているのです。
1400年間培われた太子の徳を
わずか戦後80年間で消滅できるものではありません。
「歴史教育は日本国民の生命が守り続けた、
日本国民の誇りを継承するためにある」と私は考える。
昭和20年代の歴史教科書には聖徳太子の項目があり、
太子没後、太子の一族は暗殺され歴史の舞台から消滅する。
太子の残した遺産の一つが「日本」という、国名です。
それまでは倭(わ)と言っていたのです。
日本国は過去から現在まで日本人によって
守られてきたのです。
その生命の声を聴く時
「過去を忘れるなよ!」
「先人の苦労を忘れるなよ!」
という生命の思いを感応道交すべきだと思います。
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