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はがき伝道 2019年11月19日
はがき伝道 374号 日本の紀元法
はがき伝道 令和元年12月 374号
「日本の紀元法」 令和の新年号によせて
西暦645年初の元号「大化」より
1400年にわたり
日本独自の紀元法が使われてきた。
それが戦後、昭和25年に
「元号を廃止し、西暦を採用すべき」との
申し込みを政府に対して行った会がある。
それは日本学術会議である。
日本学術会議とは学者の世界における
国会に相当する機関である。
その申し入れには
「元号には科学的な意味がなく、
天皇統治を表わす元号は
国民主義国家に相応しくない」
との理由が挙げられていた。
その後昭和54年に
「元号法」が法制化されて現在に至っているが、
その時元号廃止が現実化していたら、
日本国の国民の主軸となる骨が消えて、
伝統と誇りが雲散霧消していた可能性もある。
世界の中で、天皇家が
世界最古にして最長の王朝である。
日本民族の誇りを日本人の手で
消滅しようとする学者集団がいたのである。
元号という不易の縦糸を
日本人の手で切るような愚行で
「昭和」の元号で終焉していた
可能性があるのです。
日本人が自国の歴史に関する知識が
あまりに乏しいことがこうしたことを生む
土壌になっているのです。
自国を誇りとしない国民がいる
世界的にもめずらしい国ということになる。
戦後の社会現象として表れているのが
歴史教育である。
その最たるものが聖徳太子を
歴史教科書から消し去り、
国民の意識から
消失させている行為に見ることができる。
国を愛する心、
自分たちを育んでくれた郷土を愛する心、
母校を愛し先生を尊敬する心、
祖父母や両親に感謝する心も、
子や孫を慈しむ心も、
今希薄になっている。
日本という大地に守ってもらい
生かされている感謝の心が
学校教育によって
消失し始めていることが原因だと思っている。
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