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はがき伝道 2020年6月2日
はがき伝道 378号 こつこつ
はがき伝道 令和2年 4月 378号 真福寺
「こつこつ」
こつこつ こつこつ 書いてゆこう
こつこつ こつこつ 歩いてゆこう
こつこつ こつこつ 掘り下げてゆこう
「悩める子に」
だまされてよくなり、悪くなっては駄目
いじめられて良くなり、いじけては駄目
踏まれて起き上がり、倒れてしまっては駄目
いつも心は燃えていよう、消えてしまっては駄目
いつも瞳は澄んでいよう、濁ってしまっては駄目
坂村真民
昨年12月18日、
私の父であり、東光寺住職を
70数年務めた師匠が96歳で旅立った。
今、はからずも師匠と書いたが、
父が若いころは
決して師匠なんて書くことはないと思っていた。
そんな私が、70の年を間近にして、
自分の愚かさに気づき、
自分を産み育ててくれた父母の恩を感じ、
「ありがとう」の心を
心底伝える気持ちになるために、
親子の隙間を埋めるのに、
これほどの時間がかかるのだと実感している。
この詩は、父そのものの人生と私は思った。
父は、産みの両親と、
1~2歳で別れて、
田中の姓に変わった。
以来父の人生は
真民先生の詩のようなものだったのだろうと、
父の死後知ることになる。
生前、父はほとんど自分の出生について
語ることなく旅立っていった。
苦労と苦悩と笑顔で96年、
こつこつ、こつこつ、
唯こつこつ生き切った
父の人生であったと今感じている。
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